1/1レイジングハートのまとめ。
なにげに今あるレイジングハートは3本目ですw
ヘッド部分は改修を重ねて、杖の部分は毎回作り直しています。
現状自作のレイジングハートでは強度、ギミックでは最強を誇ります。
ヘッド部分は一体型のFRP4層です。
強度のいる部分は5層で、ほとんど凶器な堅さw
自サークルで出している設計図を元に発泡スチロールで大体の形を作り、そこにFRPを積層して作りました。
FRPを積層し、十分な堅さになったら杖を差し込む部分に穴を空け、そこからシンナーを流し込んで中の発泡スチロールを溶かして中空にしました。
中空にしたのはギミックを仕込むためです。
一応強度を出すように、ヘッドの奥の方には発泡ウレタンを充填しています。
初めて作ったレイジングハートでは冗談でコンクリートを入れてみたのですが、ハンパない重量になって杖とのつなぎ目で折れましたw
レイヤーさんに持ってもらうことなどはまったく考えていませんでしたが、やはりある程度軽くないと振り回した時に自重で壊れるのでよくありません。
排気筒の部分は穴を開けてガスのホースを通しています。
そのままホースだけでは危ないので、曲がるような部分は銅管で作っています。
今までこの排気筒の首が弱くて、よく運んでいる途中とかにヒビが入ったり、最悪折れたりしたので、現在はヘッド部分とこの部分は一体成型となっています。
途中アニメの作画に合わせて排気筒の場所も変更しています。
排気筒はアルミ板で制作。
今までのやつは1mmのパンチングメッシュの板を加工しただけで、原作と大幅にデザインが違っていたので、現在の出来には満足しています。
一部アルミのロウ付けで固定しています。
排気筒は中に7mmのインナーパイプを入れて、そこにガスを通して自作のシリンダーとしています。
もうちょい細いパイプにすればガスの燃費を抑えれますが、勢いよく排気筒が吹っ飛ぶ恐れもあるので、キワドイバランスで成り立ってます。
現状動きといい、音といい満足しています。
ガスボンベで動かすと若干不安定ですが、コンプレッサーで動かす分には問題ありません。
パワーソースに液体ガスを用いることによって、余剰魔力排出自の蒸気も再現できました。
コアの部分はヘッドにアンカーを打ち込んで、コア側から5mmのボルトで固定できるようにしています。
コアに音声ユニット積んでいてかなり重量がありますので、こうでもしないと支えれません。
塗装が大変になるの覚悟だったら、ヘッドと一体成型でもいいかもしれないけど、絶対に塗装が薄くなっちゃったりする部分が出てくると思います。
コアからの配線は下側の中空ボルトから通しています。
ここらへんはメンテナンスの面でもヘッドを分割にするのが一番楽なんだけど、うちはどうしても一体成型で造りたかったのでこうしました♪
コアもヘッドと同じ方法でFRPで製作。
FRPで造ると結構ボコボコになるんで、しっかりとした○にするのが尋常じゃなく大変でした…
塗装は濃い赤のアルマイトカラーで塗装。
光の当たっている部分以外はものすごい深みのある赤が出せて大成功でした。
実物を見てもらえればわかると思いますが、かなり原作に近いです。
当初は透明のアクリルに光が透過する程度に塗装して、秋月電商のLEDで文字を表示するディスプレイを積んで文字を表示しようと思ったけど、スピーカー積んだのでやめました。
コアの中にはSDカードタイプの音声ユニットとスピーカー、電池式のアンプを積んでいます。
相当余裕をもって積んだアンプはイベント会場では無力でした…
もうちょい大きいアンプとスピーカーにしたいところですが、サイズの制限もあるので、現状はこれくらいが限界…
普通に部屋とかで使う分にはうるさいくらいです。
スピーカーはコアの両面に積んでいるので無駄にステレオです♪
コアにはスピーカー用の穴を強度が落ちない程度に空けています。
まぁコアもかなり頑丈に作ったので、上から乗るくらいならたぶん壊れないでしょう。
杖との接続は6ピンのコネクターで1個にまとめてあります。
音声ユニットの電源もアンプの電源も杖側でオンオフできます。
杖はスチールパイプに塩ビをコーティングしたような物を使っています。
杖の内部はサブのガスタンクになっています。
これによって、結構ガスの圧力の安定に貢献しています。
中の方は溶接等でほとんど非分解で造ったので、ガスが漏れたりしたら杖は全部作り直しになります…
ガスの放出スイッチはマガジンの下に来るようになっています。
マガジンをつけるとスイッチは隠れるので、見た目もいい感じです。
マガジンは銃と同じようなロックになっています。
後から入れて前でロックみたいな、G3系列なロックです。
パワーソースの入力は杖の一番下です。
エアガンメーカーのマルゼンのチャックを使っています。
もしかしたらなんかの規格サイズかもしれませんが、今回使ったのは昔のイングラムで使っていたパーツを流用しました。
M93Rとかにも使われていて、昔を知っている人は結構懐かしいパーツかも?w
ここに限ったことではなく、このレイジングハートはエアガンのパーツを多数流用しています。
チャックは杖の一番下にあるので、杖の取り扱いは慎重にしないといけません。
普段はゴムキャップで保護しているので大丈夫ですが、何もつけていない時にチャックをぶつけて変形させたり破壊したら終わりです。
ガス缶と杖にチャックを接続して、ガスが充填される音が最高です。
スライドは自作のシリンダーを2本使ってガス圧で動かしています。
1本のシリンダーがスライドを押す側で、もう1本のシリンダーはアブソーバーのような感じになっています。
シリンダーとは別にスライドを戻すスプリングもあります。
まずガス圧が掛かるとシリンダーAが後退します。
この時シリンダーBには何も力がかかっておらず、スライドの動きを安定化するようにガイドの役目をしています。
スライドが8割まで後退すると、シリンダーBに入れてあるスプリングが効き始め、シリンダーAはガス抜き穴からガスを出し始め減速を始めます。
スライドが9割まで後退すると、シリンダーBのスプリングは最大の力で効き、スライドがスライドストッパーに当たる衝撃をやわらげます。
この時点でシリンダーAのガス抜き穴は全開になっていますので、ガス圧は0となり、後退が止まります。
スライドはものすごく動きがいいので、自分の圧力で何度も壊れました。
大抵ストッパーが壊れてスライドが後に吹っ飛ぶので、動かすのはかなり恐怖でした。
現在は試行錯誤の結果、とても安全に安定して動いています。
恐らく一番力を入れた部分だと思います。
当初電動スライドも考えましたが、スペースの問題とストローク量が稼げないのでガスにしました。
かなり苦労しましたが、ガスならではの音と、リコイルのショックは堪りません♪
レイジングハートはこれでほぼ完成です。
原作のデザインで動画も撮れましたし、何回もイベントに持って行けましたので、これからは原作にはなかった方向に改造していくつもりですw
まぁ主にミリオタ感バリバリの方向に(ぉ
次の制作デバイスはリボルバーナックルと、グラーフアイゼンです。
順次サイトにも制作日記を書いていこうと思っていますので、よかったら見てもらえると嬉しいです。
KIRAMEKI LAKI☆STA Eメール URL 2007年04月17日(火)12時50分 編集・削除
あなた, 最高です.
本当にコスチュムプレーヤーに使えば
本当に素敵そうです.
本当にお疲れさまでした.
次の作品に期待します.
p.s
動作映像...
私のBLOGに移して行きます.